年中行事
十七夜法要(御縁日、秘仏御開帳)
霊山寺では毎月の旧暦十七日を十一面観音菩薩の縁日と定め、十七夜法要を執り行い、秘仏である御本尊を御開帳いたします。現在、創建時より伝えられる御本尊は庫裏内仏の厨子に安置されています。十七夜法要はどなたもお参りできます。御本尊の御開帳は毎月の縁日と正月三が日となりますが、御本尊を御開帳しての各種祈願は縁日のみとなります。縁日は御本尊十一面観音菩薩とご縁を結んでいただける日ですので、普段以上のご利益をいただけます。
令和6年 十七夜法要日程(10時から15時まで)
1月27日(土) 2月26日(月)
3月26日(火) 4月25日(木)
5月24日(金) 6月22日(土)
7月22日(月) 8月20日(火)
9月19日(木) 10月19日(土)
11月17日(日) 12月17日(火)
※縁日の各種祈願・供養の志納金は通常どおりです
十一面観音例月護摩祈願
毎月第2土曜日の10時から霊山寺本堂にて奉修いたします。どなたもご参拝いただけます。添え護摩に願い事とお名前をご記入いただき御奉納ください。1枚三百円となります。当日に参拝ができない場合でも御奉納いただいた添え護摩は護摩祈願いたします。
護摩とは供物を火に投げ入れて祈願するという意味のサンスクリット語「ホーマ」の音写です。十一面観音様を護摩壇にお招きして願主の煩悩を焼き尽くし、願い事が成就するよう祈願いたします。
各月の行事
1月1日~3日 開運厄除祈願
新年の開運祈願を行います。申込者お一人ずつに『大般若波羅蜜多経』の理趣分加持(お祓い)を行います。その他にも家内安全や交通安全など各種祈願も受け付けております。祈願内容につきましては「各種祈願」のページをご覧ください。
1月7日 写経会(七草粥会)
一年間の無病息災・健康長寿を祈る写経会(七草粥会)を行います。延命十句観音経の写経を行い、願い事を祈願いたします。祈願後に七草粥をお授けいたします。七草粥とは1月7日に無病息災を祈って春の七草、芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・繁縷(はこべら)・仏座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)を入れて炊いたお粥です。写経と七草粥でお正月で疲れたお腹、受験勉強で酷使している頭を休めてみませんか?
2月15日 涅槃会
2月15日は仏教を開かれたお釈迦様が入滅(お亡くなり)された日です。「涅槃」とは本来は迷いのなくなった境地を指しますが、お釈迦様がお亡くなりになったことも「涅槃」と呼ばれます。庫裏内仏に涅槃図を掲げて、お釈迦様の遺徳を偲ぶ法要を行います。法要の後には住職より涅槃図を解説する「絵解き」があります。どなたもご参加いただけます。霊山寺五大御講の一つに数えられる行事です。
4月8日 花まつり
4月8日はお釈迦様がお生まれになった日です。花まつりとは、お釈迦様のお誕生を祝う行事です。花御堂の中にお釈迦様が生まれた時の様子を表した誕生仏を奉安し、参拝の皆様に甘茶をそそいでいただきます。お釈迦様がお生まれになった時に天より甘露の雨が降ったことにちなみます。霊山寺五大御講の一つに数えられる行事です。
4月24日 地蔵尊供養大法要
毎月24日は地蔵菩薩の縁日です。霊山寺仁王門の両脇には善男子善女人より奉納された地蔵尊が祀られています。4月24日には地蔵尊をご奉納いただいた方々をお招きして、地蔵尊供養大法要を行います。雨天の場合は庫裏で行われます。
6月4日 山家会御祥忌
天台宗の宗祖である伝教大師が示寂(お亡くなり)された日です。伝教大師は弘仁13年(822)6月4日に示寂されました。山家会は伝教大師の報恩謝徳のために修する法会です。霊山寺五大御講の一つに数えられる行事です。
8月1日 施餓鬼供養会
施餓鬼供養会とは餓鬼道に落とされた精霊に飲食等を施すとともに、仏の世界へ救い上げるために御仏に供養をする法要です。五如来の幡をかけ、三界万霊、すべての精霊をまつって修されます。餓鬼に食べ物などの施しをして、先祖供養をするとともに、自らも餓鬼(貪り)の心を起こさないように自戒する機会です。霊山寺五大御講の一つに数えられる行事です。
11月24日 天台会御祥忌
天台宗の高祖である天台大師が示寂(お亡くなり)された日です。天台大師は隋の開皇17年(597)11月24日に示寂されました。天台会は天台大師の報恩謝徳のために修する法会です。霊山寺五大御講の一つに数えられる行事です。
12月31日 除夜の鐘
「除夜」とは「旧年を除く夜」という意味で大晦日の夜をいいます。鐘の音は仏の清らかな声、仏の教えといわれます。清らかな除夜の鐘の音を聞きながら1年を振り返って、その年の自分の行いや、至らなさをしみじみと反省し、新たな思いで新年を迎える行事です。12月31日の23時45分より霊山寺鐘楼にて除夜の鐘を突きます。どなたもご参加いただけます。温かい汁物やミカンなどのお接待があります。眼下に広がる大分市内の夜景は必見です。